旅の記録

サウジアラビアからヨルダンへの陸路国境越え+情報まとめ【アラブ・紅海陸路越境旅2025】vol.5

サウジアラビアからヨルダンに陸路で入るには、いくつかのルートがある。公共交通では、タブークやジェッダからアンマン行きの直通バスがあるという噂も耳にしたが、少なくとも現状では確認できなかった。そのため実際には、タブークから紅海沿いの町ハクルへ...
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アルウラからバスでタブークへ【アラブ・紅海陸路越境旅2025】vol.4

アルウラからヨルダン国境を目指し、まずはサウジアラビア北西部最大の街・タブークへ向かう。アルウラからタブークまではNorthwestバスが運行しており、所要はおよそ3〜4時間。メディナを出発したバスがアルウラに立ち寄り、最終的にタブークへ到...
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未来の中東No.1砂漠リゾートへ アルウラ探訪【アラブ・紅海陸路越境旅2025】vol.3

日が傾き始めた頃、アルウラ旧市街に戻ると、通りには人の姿が増え、店も次々と開き始めていた。白いトーブの男性、黒いアバヤ姿の女性たちが行き交い、街に活気が戻る。 そこで初めて気づいた。この街は夕方にならないと本格的に動き出さないのだ。多くの店...
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世界最大の鏡張り建築「マラヤ・コンサートホール」@アルウラ【アラブ・紅海陸路越境旅2025】vol.2

アルウラ旧市街の人影まばらな通りを後にし、郊外にあるマラヤ・コンサートホールへ向かう。砂漠の中にそびえるこの建物は、世界最大の鏡張り建築としてギネス世界記録に登録されている。2019年に完成したばかりで、サウジアラビアの観光開発計画「ビジョ...
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静寂のアルウラ旧市街を歩く【アラブ・紅海陸路越境旅2025】vol.1

アルウラ空港に着陸した瞬間、まず感じたのはその小ささだった。2021年に国際空港として整備されたばかりだという。到着ロビーは静まり返っていて、僕らの便以外に乗客らしき姿は見えない。入国審査も拍子抜けするほどあっさりしていた。事前に申請してい...
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サウジアラビア・ヨルダン・エジプト再訪 準備編【アラブ・紅海陸路越境旅2025】vol.0

2019年にヨルダン、2020年にサウジアラビアとエジプトを訪れた。ヨルダンやサウジアラビアでは、人々の優しさに胸を打たれ、エジプトでは壮大な文明の遺産に圧倒された。砂漠での寝泊まりも忘れられない思い出だ。 エジプトの白砂漠での野宿。流れ星...
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インドとパキスタンを結ぶワガ国境のセレモニー【パキスタン旅】vol.17

ラホールの郊外には、世界一かっこいい国境とも称されるワガ国境がある。ここは、何度も戦争を経験し、世界一仲が悪い隣国と言われるインドとパキスタンの間で唯一開かれている国境だ。毎日、国境閉鎖後の日没時に両国の国旗を降ろすセレモニーが開催されてお...
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ラホールで、世界最悪クラスのPM2.5を吸った鶏を食す【パキスタン旅】vol.16

ラホール市内の移動には、2020年に開業したばかりのパキスタン初の地下鉄を使う。これもまた中国の支援で建設されたものだ。自動改札を通り、電光掲示板を見ながら、ホームドアの前で電車を待つ。利用者はまだ少なく、容易に座ることができるレベルだ。こ...
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世界最悪クラスの大気汚染都市ラホールを歩く【パキスタン旅】vol.15

朝、大通りを駆け抜けるバイクの騒音で目が覚めた。 ここラホールは、カラチに次ぐパキスタン第二の都市で、16世紀にはムガル帝国の都として繁栄し、今も壮大な歴史遺産が残る。「イスファハーンは世界の半分。ただしラホールがなければ」という言い回しも...
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イスラマバード観光:人々との交流から見えるパキスタンの文化【パキスタン旅】vol.14

次に訪れたのはパキスタン記念碑。2007年に建設されたこのモニュメントは、イギリスからの独立運動による犠牲者を讃えるためのものだ。4つの大きな花びらのようなデザインは、パキスタンの4つの州(パンジャブ州、シンド州、バローチスターン州、カイバ...